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にゅーとらる。


by t01075ni
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diary:香水の起源

香水は体臭がキツイ黒人が使うものだと母に言われて育ってきたために、
てっきり起源はそれだと思っていたら
友人に中世の貴族から来たものだと言われ調べてみた。

どうやら中世説が正しいようで・・・




中世の白人は一般大衆は一生お風呂に入らない人もいたようで、
国王ですら一生で3回しか入浴しなかったという記録があるそうです
(そんな事実にかなりびっくり)。

イギリスのエリザベス女王は一月に一度入浴をしただけで
「彼女は病的な潔癖症だ」と陰口をたたかれていたとか。
また、下水設備も整ってなく排泄物を道に投げ捨てるのは当たり前、
庭園に木陰が多いのはそこでことを済ますため。
なるべく汚物を踏む面積を減らすためにハイヒールが作られた
とも言われているそうで。
(なるほど。足を長くみせるアイテムかとばっかり思ってた。笑)
そういった関係で中世のヨーロッパの悪臭があふれており、
それをごまかすために香水が発達したそうだ。

体臭の出るアポクリン腺を多く持つ黒人が利用するために
香水は出来たものだと思っていたけれど、
黒人は白人や黄色人種よりも確かにアポクリン腺の量は多いみたい。
体臭がキツイから黒人の方々の間で香水が日常に
文化に組み込まれているという話ですね。

もっと前に遡って・・・
『香りと文明』(奥田治著/講談社)によると、
香水の前身である香料の起源は、
神に感謝をささげる祭りと儀式に始まったという。
力の弱かった古代の人間は神を敬い、
危険から身を守ってもらわねばならなかった。
そこで香料や香木で普段とは違う雰囲気を作り、
神のための儀式をした。

食べ物の確保、外敵からの防御、病気の予防と治療などは
神の救いを求めるしかなかった。
そんな神の恵みに報いる手段として、
神の好きな香りを捧げるために香木や香料を焚き、
天に向かって立ち上る煙に願いと感謝の気持ちを託したのだそうだ。

前掲書にはテオフラストスの「匂いの研究」の一部として
「ミミ薔薇、キュプロス、ユリ香油はさっぱりした感じで男性向き。
没薬、メガレイオン、マヨラナ、ナルド、エジプトなどの香油は女性向きだ」
と紹介されている。

テオフラストスはB.C.371~288に生きた人なので、
その時すでに現在のように男女それぞれに似合う香りが
区別されていたということになる。
そこに記されている香料がどのような香りか
正確には分からないそうだが、
女性は男性に対して頼れるような気分を味わうことができ
目が冴えるようなさっぱりした香りを求め、
男性は女性に対して母親といる時のような気分になれる
やさしく落ち着いた甘い香りを求めていたのかもしれないとの考察もある。

---
1週間。長いようで短い。新しい感覚がここにある。
このままでいいのかもしれない。あなたさえ良ければ。
私はこれが一番楽な気がする。
でもそう言い聞かせているだけかもしれない。
はっきりしなくてもいい。
一つの真実さえ存在するのであれば。
深入りもせず。手放しもせず。負けそうだけど。
それでいいのかもしれない。全ては推測にしか過ぎない。
by t01075ni | 2005-02-06 15:33 | diary