book:パイロットフィッシュ/大崎善生 他5冊
2005年 12月 04日
リアル体調不良につき。
本日のツリーは@私の部屋
からお届けします。
そして、最近book reviewを
書いていなかったのでまとめて。
パイロットフィッシュ/大崎善生
これからは歩くのだ/角田光代
インザプール/奥田英明
池袋ウエストゲートパーク/石田衣良
波のうえの魔術師/石田衣良
うつくしい子ども/石田衣良
パイロットフィッシュ/大崎善生
水槽と人生をオーバーラップさせた小説。
記憶についての考え方が興味深かった。
忘れるということは、
あくまでも表層的なことで。
消滅するわけではない。
とても大きくて深い心の湖の底に沈んでいて
何かの拍子に浮かび上がってくる。
積み重ねていった時間は、
見えるんだけど決してすくえない。
記憶は残る。
そして記憶の中から影響を与え続けられる。
記憶の集合体が今の自分を作っている。
記憶の概念を通して考えると
一度出逢った人間は二度と別れることは出来ない。
どんな長い長い旅にも
必ず終わるときがくるということに似ている
これからは歩くのだ/角田光代
角田さんが日々感じたことを
書きためた失敗談短編集。
忌野清志郎のスローバラードが聞きたくなった。
面白く書こうとしていないからこそおもしろい。
のほほんとした日常を書く切り口が絶妙。
インザプール/奥田英明
ハチャメチャ精神科医のお話。
プール依存症
持続性勃起症
強迫神経症
などなどを治すんですが、
一番おかしいのは先生自身っていうw
明るく生きなさいというメッセージを強く受け取る。
あ。これDVDあるんですね。
オダジョーが出てるっ!
今度借りてこようっと。
石田衣良3連続。
彼の世界はなんだか不思議。
私が今まで触れていないものを
教えてくれるからだろうか。
池袋ウエストゲートパーク/石田衣良
IWGPに初めて触れる。
ドラマ流行ってた時にはなぜか見ず。
このストーリーの映像はどのようになっているのかが
とっても気になりすぎるので、レンタル決定。
波のうえの魔術師/石田衣良
株の勉強になりました。
うつくしい子ども/石田衣良
一見、すれているように見える現代っ子たちの
熱さや強さを感じる作品。
謎解きっぽいストーリー展開が○
と、同時にやはり家族の誰かが
家庭内に与える影響というのは
いつでもどこでも大きいんだなと再確認。
閉じた空間なだけに。余計ね。
by t01075ni
| 2005-12-04 20:25
| movie/book/art